11月1日  土曜日



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十一月になりました。今日はキティちゃんの誕生日也。四十歳。(哲


as the days go by _sekihan_

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山崎祐子

柿紅葉檻の奥より目の光る

う十一月、と毎年のように思うが東京の紅葉黄葉はこれから、ベランダから見える欅は天辺のあたりだけ少し色づいて青空に揺れている。欅や銀杏、楓などは日の当たるところから徐々に染まってやがて一色になるが、桜は初めの頃一本の木の中で遅速があり遠くから見ると油絵のようだ。さらに柿紅葉の中には一枚がまだら模様になっていて鮮やかな中に黒い斑点があるものも。それはそれで美しいのだがどこか不思議でちょっと不気味でもある。この句の柿紅葉は夕日色の紅葉ではなくまだらな紅葉だろう。目の前に柿紅葉、あたりには柿落葉、肌寒さを覚えそろそろ帰ろうかと首をすくめて歩き出そうとしたとき、檻の中にいるそれと目が合う。それがなんであっても印象は冷たい目の光にあり、そこには木枯らしとまでは言えない晩秋の風が吹き抜けてゆく。『点睛』(2004)所収。(今井肖子)






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  October 312014

甲斐よしあき

連敗の果ての一勝小鳥来る

になるとガン、カモを初め様々な小鳥が渡って来る。この頃の空は空気も透明感が深く感じられ、絶好のスポーツの季節到来となる。野球にテニスにサッカーにと人それぞれのスポーツに熱中する。普段そんなに真剣に取り組んでいなかったから試合では思うように勝てない。それでも身体が嬉しがるので負けても負けても次の試合を楽しみにする。そんなある日何かの拍子に試合に勝ってしまった。驚きと喜びに欣喜雀躍する傍らでジョウビタキが枝に歌いツグミが大地をちょんちょんと飛び跳ねている。他に<鬼やんまあと一周の鐘振られ><這ひ這ひの近づいて来る鰯雲><十六夜の小瓶の中のさくら貝>等がある。『抱卵』(2008)所収。(藤嶋 務)



October 302014

高橋 龍

おひとつと熱燗つまむ薬師仏

はビール、秋には冷酒と楽しんできたが、そろそろ熱燗が恋しい季節になってきた。「まあおひとつ」と、とっくりの首をつまみ上げる動作を薬師如来が左手に薬瓶を持つ姿に重ね合わせるとは、ケッサクだ。薬師如来は「衆生の病苦を救い、無明の痼疾を癒すという如来」と広辞苑にはある。有難い薬師如来をそば近く侍らせて飲む酒は旨いか、まずいか。日頃の節操のない行動の説教をくらいそうで落ち着いて熱燗を楽しめそうもない。吹く風が冷たさを増す夜の熱燗は独酌で楽しむのが良さそうだ。ちなみに句集名『二合半』とは酒の量ではなく、「にがうはん」と読み、江戸川近くの土地を表す呼び名、作者の原風景がそこにあるのだろう。『二合半』(2014)所収。(三宅やよい)


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